ここではカイ・フランクの作品やユニークピースを紹介していきたいと思っています。
たくさん所有しているわけではないので「紹介」と言うとおこがましいのですが、興味ある方々と彼の作品を共有する場にできたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
こちら↓の作品は現地の友人から最近譲り受けたユニークピースです。
色ガラスのかけらを混ぜて宙吹きで仕上げられたもので、カイの作品集に記録されている技法名にすると主に ‘Free blown’ と ‘Crashed glass’ になるかと思います。幅も高さも20cmほどの大きさで、部屋に飾るのにちょうどいいくらいのサイズです。
出会った瞬間は「ヌボーっとした形でなんだかイマイチかな・・・?」という印象をもったのですが、カットサインを確認しようと底面を見たときに入手を即決。
人それぞれ見え方やイメージするものは異なるかと思いますが、これ、桜が風に舞っている景色を表現しているように見えませんか?
生涯で3度来日しているカイなので日本の景色をイメージした作品があってもおかしくないのでは?と想像したら、、ヌボーっとしたフォルムもなんだか富士山に見えだしてきて、カイの日本への想いは私が受け止めるぞ!という勝手な思い込み・意気込みを重ねて入手に至った次第です。
カットサインは「K. Franck Nuutajarvi Notsjo - 64」で1964年作であることがわかるのですが、すでに2度の来日(1956年, 1958年)からそれなりの月日が経っていますし、その他の手がかりもない状況です。
十中八九、私の思い込みなのでしょうが、思い込みも含めてお気に入りの1品です。
(色ガラスの組み合わせやその様子はやはり桜に見えるので最後に何点か写真を貼っておきます。。)